FXで勝てているトレーダーは、自分で定めたトレードルールに従ってトレードしています。
トレードルールは、相場がどういう状況にあっても、自分が取るべき行動を決めてくれます。
FXトレーダーにとっては、トレードルールこそが道標でありコンパスなのです。
初心者トレーダーは、まず自分が信頼できるトレードルールを構築することが大切です。
本記事では、FX初心者トレーダーに向けてトレードルールの必要性、作り方、検証の仕方を解説していきます。
また、何もないところでイチから考えるのも大変なので、参考になるトレードルールも紹介していきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
FXトレードルールはなぜ必要か
FXの証券口座を開設すると「億り人におれはなる!」という勢いでいきなりトレードを始めてしまう人がいます。
いったん落ち着きましょう。
ノールールでトレードを始めてはいけません。
ビギナーズラックで最初のほう勝てたとしても徐々に負けが重なり、いずれ大きな損失を出して退場することになってしまいます。
FXにおいてなぜトレードルールが必要か。
それは次の理由です。
FXはチャートの動きを観察するテクニカル分析が主流です。
チャートの値動きは常に1/2の確立で上下にランダムに動いているわけではありません。
値動きの背景には、市場に参加しているトレーダーたちがいて、彼らが売り買いするから値が動くのです。
つまり、テクニカル分析とはチャートに現れる投資家心理を読み解く分析手法なのです。
値動きはランダムではないため、「ある条件下で高い確率で出るパターン」というものが存在します。これを見つけてルール化していけばいいということになります。
FXトレードルールの作り方
FXトレードルールの作り方は2つしかない
FXトレードルールの作り方は大きく分けると2つしかありません。
- 自分で生み出す
- 人に教えてもらう
このどちらかです。
私のおすすめは、人に教えてもらったものを自分用にカスタマイズしていく、というやり方です。
人に教えてもらうと言っても高額な情報商材を買ったり、塾に入ったりするのは違います。
否定はしませんが、初心者が入るのはやめておいたほうがよいです。
ある程度、独学もいいのでお金をかけずにやってみて、試してみるにしても善悪が判断できるようになってからにしましょう。
人に教えてもらうコツはYoutube動画です。
今やトレード解説をしている動画は無数にあります。
その中で紹介されているトレードルールをベースにして自分のルールを組み上げてみましょう。
おすすめの動画は以下の記事で紹介していますので参考にしてみてください。
FXトレードルールの例
例えば、以下のようなトレードルールはどうでしょうか。
長期足は日足、中期足は1時間足、短期足は5分足です。
買いの場面です。
まずエントリー条件。
- 1時間足が直近高値をブレイク。
- ブレイク後の押しを待ちフィボナッチ50%まで下がるのを待つ。
- 50%に到達後、5分足に切りかえ、5分足が直近高値を抜いたらエントリー。
利確は、1時間足の高値。
損切りは、1時間足の押し目を付けた安値。
どうでしょうか。
少し荒いですが、押し目買いを狙った場合のトレードルールです。
FXトレードルールは作ったら必ず検証する
トレードルールができたら必ず検証していきましょう。
検証の方法は次の通り。
- 過去チャートの値動きを見てトレードルールが効いているか確認
- リアルに動いているチャートでトレードルールを確認
必ず過去チャート検証とリアルトレード検証の両方を行いましょう。
リアルトレードだけだとデータ量が少なすぎて検証としては不十分。
過去チャート検証だけだと結果が載っているチャートでの検証になるので検証が甘くなりがちです。
例えば、先ほどの押し目買いルールを検証してみると、おそらく次のような気づきが出てくると思います。
エントリーは、
- 買いの勢いが強いときは50%まで下がって来ず、もう少し浅い位置から押し目買いが入るぞ
- 少ない陰線で勢いよく押しが入ったときは押し目買いが失敗しやすいぞ
とか。
利確は、
- 高値まで届かずネックラインでレジスタンスされることが結構あるぞ
とか。
検証をすることで、こういう時はこういう動きになるというデータがどんどん溜まっていきます。
この繰り返しでトレードルールが磨かれていくのです。
FXトレードルールまとめ
磨かれたトレードルールは、トレーダーにとって努力と自信そのものです。
検証によってトレードルールを磨き、自信を持って相場にチャレンジしてください。
そのときは常勝トレーダーの仲間入りです。
では、また。